三井温熱療法とは遠赤外線を放出する温熱治療器をアイロンのように体に当て、全身に温熱エネルギーを注熱し体を温める温熱療法です。
全身や患部を温めることにより、免疫力を高め、新陳代謝を促進して老廃物を除去し、血液やリンパの流れをよくする治療法なのです。
統合医療が新しい医療の道として擁立され始め、従来の西洋医学に最先端医療、東洋医学や民間療法など、治療を受ける患者側にも幅広い医療の選択肢が与えられ「個の医療」を重要視する動きが高まっています。
様々な温熱療法もその中で注目される一つであり、「体温と免疫力」「ヒート・ショック・プロテイン(HSP)」などの理論も唱えられていますが、この「三井温熱療法」はそのような理論に加えたいくつかの画期的な手法としても注目されている療法です。
三井式温熱療法の治療原理はとても単純なものであり、その根本的な考え方は、病気の主な原因をストレスと捉え、その影響を一番受ける自律神経に対して「熱」という刺激を与えることで活性化しようとするものである。
どこにどのような症状がでていても、まずその基本的反応が出る脊柱部や背部への注熱が基本となります。体を温めるというだけでなく、熱痛覚を与えるレベルの熱刺激を通して、興奮した交感神経に適切な熱刺激を与え、その興奮を解いていくという考え方です。
腹部、胸部を中心とする体の各部位、また症状の出ている部位や刺激点など、全身のバランスを考えた注熱作業を行うとその効果はさらに上がります。注熱すると肩こりや筋肉疲労が緩和されるのは、温熱器を患部にあてることにより、毛細血管につまっている乳酸を溶かし、血行を良くするとともに、経穴を刺激することによって疾患が消えていくという効果もあります。
人間の体は熱を発して熱で動いていますが、現代人の多くは体が冷えています。
そして冷えは病気の元ともいえます。冷えを取り、細胞を活性化することが非常に効果的な療法なのです。
多くの温熱療法やお灸、温泉なども、広い意味では、病気を治すために身体を温める方法として共通であります。
さらに内臓と皮膚とは密接な関係にあり、内蔵のどこかが悪くなると、必ず皮膚に反応が出ます。
皮膚を通して内臓に熱を伝える事で、熱エネルギーを注熱し補うことで細胞が活気づいて、もとに戻ろうとして活性化することになります。そうすると病気が拠りつかなくなり、予防にもなるのです。
さらに、温熱刺激によって熱ショックタンパク(HSP)と言う物質の産生が高まります。HSPが高まると風邪もひきにくくなり、この三井温熱療法がガン療法等々に使用されるのは、この物質が体の修復を促したり免疫力を高めたりする働きがあるからなのです。実
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※症状によっては温熱と冷却を交互に刺激を与える、温冷療法で対応することもあります。
※三井温熱療法は、単独でのコース設定はありません。通常ではセット整体コース内において、治療内の一部として加えていきます。 詳しい施術方法やご不明な点はお尋ねください。